新たなシルクロード交流がはじまる。

漢時代、東アジアから西アジアへの陸路となる「シルクロード」が開かれました。

その後、アラブ人などによって海路が開かれ、海のシルクロードの重要な港として栄えたオマーンは、古くから航海の民として、その優れた造船技術により航路開拓に大きく貢献します。
奈良は、陸と海のシルクロードの終着点と呼ばれており、国際色豊かな文化を取り入れ、日本独自の文化が発展していきました。

中国から伝来し、聖武天皇に献上された正倉院宝物「螺鈿紫檀五弦琵琶」は、世界に唯一残る古代の五弦琵琶の原型になったものが、アラビアの代表的民族楽器のウードであると考えられています。
この五弦琵琶の表面には、ラクダに乗り琵琶を奏でるアラビア人の姿が螺鈿で描かれ、ラクダの上部には、オマーンを代表する植物であるナツメヤシの樹も描かれるなど、当時から中東との交流が活発であったことが伺え、そのこと初めて知ったときには、衝撃を受けました。
その他にも奈良とアラビア半島との繋がりを見つけることが出来ます。アラビア人が最初に日本にやってきたのは1376年のこと。名を「ヒジリ」と言い、日本人との間に二児をもうけます。
ヒジリの長男「ムスル」は、名を楠葉西忍と改め、大和の武将 立野戌亥の娘を妻とし、四代将軍足利義持のもと、海外通商貿易顧問の役職に就任し、将軍没後、奈良古市で天寿を全うしたと伝えられており、この人物は、オマーン南東部に多く住む部族がルーツであろうとする研究者もいるとのこと。

このようなエピソードを見つける度に、奈良と距離では遠いではありますが、色々な意味で奈良とオマーンは、とても近い国だと感じ、現在のシルクロードを再構築出来ないかと任意団体でこれまで学生交流事業や文化交流事業を行ってまいりました。

2017年2月オマーンの首都マスカットで毎年開催されている中東地域で最大規模の祭典マスカットフェスティバルに参加し、茶道・書道・折り紙、着物などの日本文化を紹介しながら、奈良のPR活動を行いました。この活動が、首都マスカット市や日本大使館などからも注目頂き、今後、様々な分野に於いて、両国の文化交流に寄与して欲しいとのお声を頂きました。
2017年6月には、これまでの活動をさらに発展させ、行政及び関連団体と共に、奈良とオマーンの相互理解を深め、社会的にも認められた公的組織にして行くことが最良であると考え、多くの方々に参画していただくことが出来るよう、NPO法人化いたしました。

2018年2月にもマスカットフェスティバルに参加し、奈良を始め日本のことを知っていただく機会を頂きました。

今後、オマーンとの文化交流に広く長く貢献できるように努めたいと考えております。

NPO法人 奈良オマーン友好協会
理事長  砥綿 千恵


理事長

砥綿 千恵

副理事長

市本 貴志

猪熊 裕行

理 事

岡村 猛

花井 正明

増井 義久

中尾 義永

中井 信一

監 事

野口 泰弘


 

顧 問

米倉 卓也

上林 久美子


 

事務局

保田 宏美